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佐倉高カヌー部、
関東高等学校カヌー大会・4人乗りで優勝!

 



 千葉県立佐倉高等学校カヌー部が、関東高等学校カヌー大会(山梨県精進湖・今年6月)のスプリント部門、女子カヤックフォア(4人乗りカヌー艇、部長の黒川万莉子さん・風早智恵さん/3年、小枝史さん・吉井彩季さん/2年)で優勝、シングルでは黒川さんが8位。4人は、来月、京都で開かれるインターハイに出場する。
  カヌー部が、カヤックポロ(カヌー艇の競技、ボールを使ったチームゲーム)のカヌー同好会から部に移行したのは、ポロ競技に出場する他県からの高校が激減したことも大きな要因。スプリントの種目を正式に取り入れ、試合にエントリーしたのは昨年が初めて。その翌年である今回の成績は快挙と言える。
  部員は13人(男子4人・女子8人・マネージャー1人)。練習は、水曜を除く平日の放課後と土日の日中。佐倉市青少年カヌー場(印旛沼まで6.8qの地点、飯田幹線排水路に開設)が練習場で、恵まれた環境にある。水田の稲穂の葉の鮮やかな緑色に包まれた6月下旬の土曜日は、同部の他にも、水しぶきを上げて練習する小学生や中学生などでにぎわっていた。
  部員たちのゴールに向かって目を輝かせ一定のリズムで櫂(かい)を曲線に描きカヤックを漕ぐ姿は美しく、水や自然を謳歌しているようでたくましくもある。
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 先週土曜日(6月27日)は、日差しが強く30度を超す真夏日。佐倉市青少年カヌー場で部員たちは、朝9時から500m〜4qの直線を1人乗り・2人乗り・4人乗のカヤック(カヌー艇)でひたすら漕ぎ切る練習をしていた。3年生部員の2人は、同校のルール(テスト前1週間休部)に則り自宅で勉強。
  速さを競うレース用のカヤックは、ポロ用と異なりバランスを取るのが難しく、初心者が乗ると転覆する。3か月後には、櫂でカヤックを漕げるようになるようだが、レーシングに向けては、陸上の100m走と同じ感覚、ゴールの一点を見つめ真っ直ぐ前へと漕ぐ。広背筋と側筋も鍛えなければならない。
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  カヌー発着場で待機し、戻ってくる部員にアドバイスをする同部顧問・菅澤俊明教諭と、部員の「ハイっ」という声が川面に清々しく響く。「男子は女子以上に走行距離を長く内容をプラスしていけ」との指示に、カヤックペア(2人乗り)の男子部員たち(2年)は再び息を合わせて疾走。
  2人乗りでゆっくりと漕いできた女子部員たち(1年)には、櫂の動かし方を指導していた。「わたしの頃はポロを行うカヌー同好会。それでもカヤックを転覆させずに乗れるようになるまでには3か月かかりました。ポロ用は安定感があるのですが、長さや重さの基準は決まっていてもレーシングのは細くバランスを取るのが難しい」と説明する佐倉高で教育実習中の同部OBでもある高崎恭子さん(大学生)は、部員たちへの水の補給を手伝い練習に参加していた。
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  菅澤教諭が「設備が整い練習場としては抜群の環境」というカヌー場は、同部の他にもさまざまな団体でにぎわい、佐倉高のカヌー同好会創設からの尽力者である直井守さんが会長を務める「佐倉市カヌー協会」(会員は小学生から社会人)の練習も行われていた。保護者が見守る中で、児童たちがエア胴衣を着てレーシング用のカヤックシングルで楽しそうにスイスイと漕ぎ水と戯れている。その光景はほほえましくもある。
  佐倉高カヌー部は、高校で新たにカヌーを始めた部員ばかりだが、「苦労して何とかカヤックを漕ぎ始めた傍らで、小学生がいとも簡単に漕いでいるのはうらやましく、近い将来は小中学生時代からカヌーを体験していた生徒の入部ケースも出てくるのでは」と午前の練習終了後、部員たちは口々に、将来への期待も込めて話していた。
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  「直井守佐倉市カヌー協会会長をはじめ愛好者の方々の存在は大きく、設備の整ったカヌー場で練習ができ、外部コーチの梶原潔さん(同協会)の指導があって、佐倉高のカヌー部は恵まれています。冬場は持久的なもの、レースが始まるシーズンに入ったら瞬発力重視と、年間を通して練習メニューを考えています。ただ、3年間カヌーをみっちり行いこれからと言う時に卒業してしまうのがもったいない」としみじみと語る。菅澤教諭は、赴任した以前の高校でカヌー部の顧問になったのがきっかけとなり「カヌーの面白さ奥深さに魅せられた」。
  カヌー歴の長い佐倉高カヌー部顧問の大松重徳教諭、初心者で同部顧問の渡邉千知教諭とともに、地域ぐるみで幼少時からカヌー教育を推進している県立水郷小見川少年自然の家(香取市)で開催される研修などに参加するなど、教諭たちの奮闘振りも目覚ましい。


■「練習内容が去年と違って厳しくなった」と2年生の志田浩都さん・桑田幹久さん・小枝史さん・木村妃賀里さん・青木亜由美さん・吉井彩季さん。入部の動機は、「試漕会でのカヌー体験が楽しかった」「人と違うことに挑戦してみたかった」。カヌー部監督の菅澤教諭【写真後列右端】は、「野球やサッカーと違いカヌー人口は少ないので、頑張っただけの結果がでるスポーツ」と話す。■佐倉高カヌー部顧問の中でカヌー歴の長いのは大松重徳教諭。大学時代からカヌーを始めたという外部コーチの梶原潔さん【2列目右から2人目】は教職に就いたばかりの渡邉千知教諭【2列目右端】に付きっ切りで指導していた。■公式試合のコースは1千m。佐倉市(鹿島川特設会場は準備中)は、来年開催される「ゆめ半島千葉国体」のカヌー会場となる。


 


東日本最古の墨書土器など展示文字が語る千葉の歴史
7月4日から県立房総のむらで開催

 パソコンや携帯電話で手軽に文字を打ち、情報伝達する現代。では古代の人々は何を思って文字を記したのか? それも土器や瓦に―。
  7月4日(土)から開催される「房総発掘ものがたり・地下50p・文字の世界」では、「久」と書かれた東日本最古の墨書土器(写真 流山市市野谷宮尻遺跡・3世紀後半=古墳時代前期)をはじめ、400点近い奈良・平安時代の墨書土器のほか、「王賜銘鉄剣(レプリカ)」(市原市稲荷台1号墳・5世紀中頃)など貴重な出土品が多数展示される。栄町の五斗蒔瓦窯跡(7世紀中頃)からは、当地域最古の寺院である龍角寺に供給されていた瓦が大量に発見されたが、それらの瓦には「朝布」「服止」といった文字が書かれている。前者は「あそう」、後者は「はとり」と読め、瓦工人たちが地名を記したものだという。
  主催は財団法人千葉県教育振興財団ほか県内の6博物館。房総のむらでの同展(一般300円、高・大学生150円、中学生以下・65歳以上無料)は8月2日(日)まで。その後来年2月まで県内5か所を巡回する。詳しくは043・424・4849=同財団普及資料課まで。

 
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